ヒヤリハット! 実際にあった事例とヒヤリハットの重要性を徹底解説!

事例付きでヒヤリハットの重要性を解説

介護職員の皆さんは、ヒヤリハットをどのように思っていますか?
介護の仕事において”ヒヤリハット”は、とても重要ですよね。

この記事は、「ヒヤリハットの重要性」と「私の父の実際にあった事例」について解説します。
父は退職後に第二の仕事で、デイサービスの送迎の仕事をしていました。もちろん父は、介護の仕事に無知。

この記事は、特に介護未経験者の職員さんに読んでもらいたい内容です。

記事を読むことで、ヒヤリハットの重要性が理解できます。そして明日からでも、介護事故につながらない働き方の知識を得れるでしょう。

目次

ヒヤリハットの重要性

ヒヤリハットの重要性

ヒヤリハットとは

介護の仕事のヒヤリハット
介護事故を起きそうなとき「ヒヤッとした」「ハッとした」状態のこと。

ヒヤリハットの例
A利用者様は、立位が困難です。フロアで過ごされているとき、立ち上がろうとテーブルを持ち立ち上がりました(腕力で)。B職員が駆けよらなければ、A利用者様は車イスから転倒をするところでした。転倒を未然に防いだ

ヒヤリハットを見つけた職員は、ヒヤリハット報告書を書きます。
各事業により様式は異なりますが、ヒヤリハットが起こったことを全職員に共有できるようになっています。

ヒヤリハットの役割

・全職員と情報を共有するため。
・介護事故を未然に防ぐため。
・介護の質を高めるため。
・分析し、問題点を見つけるため。
・ヒヤリハットを減らすことができるため。

上記などの重要な役目を果たします。

この記事では触れないけど、介護現場ではヒヤリハットを隠す職員が多いことが実情・・・
ヒヤリハットに遭遇したら、速やかにヒヤリハット報告書を書こうね!

ヒヤリハット報告書は多い方が良い

業務中は、忙しくバタバタしている職場が多いでしょう。
慣れてしまった業務雰囲気で働いていると、ヒヤリハットを見逃すことが多いです。
理由は“ヒヤリハット”の意識を職員たちは忘れてしまいます

ヒヤリハットの意識を忘れている例

A利用者様を食事のため、臥床しました。職員が臥床したあと、ベッドの柵を外したまま・ベッドの高さは高いままでした。
この場合では、本人様がご自身で居室に戻る・他者の利用者様が間違えて居室に入る可能性があります。
ベッドの柵を外したままやベッドの高さが高いままの状態で、利用者様が居室に行くと介護事故につながります。

遭遇した職員は、些細なことでも「ヒヤリハットだ!」と認識し、ヒヤリハット報告書を書きましょう。

ヒヤリハット報告書のメリット

・職員たちが、利用者様への安全意識が高まる。
・全職員がヒヤリハット報告書を共有することで、介護事故が起こらないために対策を考えられる。
・ベッドや消灯台などの不備を確認しようと、行動することができる。
・注意不足や慣れた業務に、「このままではいけない!」と切り替えられる。
・「あの利用者様は、大丈夫だ」と思い込みを消すことができる。

ヒヤリハット報告書が多い方が、未然に介護事故を防ぐことができます。

ヒヤリハット報告書を書くことは悪いことではない

24年間の介護経験で、ときどきヒヤリハット報告書を書くことを嫌がる職員がいました。
理由と聞いたところ、以前の職場でヒヤリハット報告書が出ると叱られたみたいです。

ヒヤリハットの意味と重要性を説明しましたが、すぐには納得できず受け入れるまで時間がかかりましたよ。

事故報告書ならともかく、ヒヤリハット報告書で叱られるなんて・・・
事業所の方針次第だね。

ヒヤリハット報告書を書く目的

・利用者様や職員たちを守るため。
・ヒヤリハットの原因と解決策を考えるため。
・同じようなヒヤリハットを繰り返さないため。
・新しい職員にも、情報を共有できるため。
・利用者様の安全性に近づけるため。

上記のようなことは、介護の仕事において非常に重要。

ヒヤリハット報告書を書くことは悪いことではない!

むしろヒヤリハット報告書が多いほうが、介護事故は少ないです。

ヒヤリハットの原則

ヒヤリハット報告書が多い介護事故が少ない
ヒヤリハット報告書が少ない
介護事故が多い

教育体制の必要性

各事業により、ヒヤリハット報告書の方針が違います。
ヒヤリハット報告書を書いたら叱られる事業所・多くヒヤリハット報告書を出さないと叱られる事業所。

多くの事業所は、後者でしょう。

定期的にヒヤリハットの教育は必要です

定期的にヒヤリハットの教育が必要な2つの理由

職員たちがヒヤリハットの重要性を忘れないため
利用者様の命を預かっている仕事だと忘れないため。

介護未経験者の職員・転職してきた職員たちに対し、「ヒヤリハットについての教育」は重要。

できれば、入職前のオリエンテーションなどのときに。実際に働くまでに「ヒヤリハットについて」の教育をすることで、職員たちのヒヤリハットに対する足並みがそろうからです。

ヒヤリハット報告書と事故報告書の違い

ヒヤリハット報告書と事故報告書は、意図が全く違います。

ヒヤリハット報告書
介護事故を未然に防ぐためのもの。報告書で問題点や解決策を考え、利用者様を守るように近づけるためです。

事故報告書
職員の介助ミスの事故や防ぎようがない事故のときに書く報告書です。事故報告書も全職員と共有し、同じ事故を起こさないようにするためです。

事故報告書は書くことは、誰もが嫌なこと。その前に、しっかりとヒヤリハット報告書を書いていきましょう。

実際にあった事例と解説

実際にあった事例と解説

この事例は、私の父がデイサービスで起こった実際の話です。

実際にあった事例

退職後に介護の知識もない父が、知人の紹介でデイサービスの送迎車の運転手の仕事を始めました。軽いオリエンテーションはあったそうです。

仕事内容
各利用者様のご自宅まで迎えに行き、玄関先から車に乗って頂き事業所まで行きます。事業所に着くと、介護職員が出迎えます。
帰りは、家まで送ります。
●家族様がいている場合⇒玄関先まで。
●独居の利用者様の場合⇒家のカギを開けて、家の中の安全な場所(座るなど)や玄関でいいパターンの両者。

入職して2ヶ月目の頃、A利用者様を迎えに行ったところ、本人様が「さっき、転んでしまったの」と言ったため、父はケガの有無を確認し、その場で事務所に電話をして指示を仰ぎました。すぐに担当の職員が駆けつけ対応をし、父は言われるままに次の利用者様を迎えに行きました。
その日の仕事終りに、事務長からヒヤリハット報告書を書くように言われました。

父はヒヤリハット報告書を書くことを、強く拒絶しました。事務長と話し合いましたが、納得できず”怒り”の感情のまま辞めてしまいました。

事例の原因

家で父の話をしっくり聞きましたが、父が悪いです。

父に、ヒヤリハットの重要性と報告書の意味を説明しました。そして、「お父さんは、悪くないんだよ」と何度も強調しました。

しかし「ヒヤリハット報告書を書くことを強く拒絶する」怒りと「事務長との話合いが納得できない」怒りの父に、何を説明しても聞いてもらえないと判断しました。

短気は損気!

この事例に、職員側の父と事業所側に2つの問題点があると考えました。

①職員側(父)の問題

・事業所の方針に従わなかった。
・上司との話し合いで冷静になれず、ヒヤリハットの重要性を理解できなかった。
・「俺は悪くない!」の一点張りで、報告はしたことだけを主張。

②事業所側の問題

・全職員が理解できるように、「ヒヤリハットの重要性」について教育をしていなかった。
・「ヒヤリハットは当然」という意識で父と話し合ったため、父にヒヤリハットの重要性を理解させられなかった。
・介護未経験者の気持ちを、理解していなかった。

悪いのは父。しかし介護未経験者の職員に、きちんとした教育体制が必要だと考えました。

ヒヤリハットの重要性 まとめ

ヒヤリハットの重要性のまとめ

介護現場のヒヤリハットは、とても重要な役目があります。

ヒヤリハットの役目

・全職員と情報を共有するため。
・介護事故を未然に防ぐため。
・介護の質を高めるため。
・分析し、問題点を見つけるため。
・ヒヤリハットを減らすことができるため。

ヒヤリハット報告書を書く目的

・利用者様や職員たちを守ること。
・ヒヤリハットの原因と解決策を考える。
・同じようなヒヤリハットを繰り返さないため。
・新しい職員にも、情報を共有できるため。
・利用者様の安全性に近づけるため。

ヒヤリハットの原則

・ヒヤリハット報告書が多い⇒介護事故が少ない
・ヒヤリハット報告書が少ない⇒介護事故が多い

そしてヒヤリハットで大切なことは、教育体制を整えること。
そうすることで介護未経験者の職員新しい職員を含め、全職員が統一したヒヤリハット報告書を書くことができます

全職員が統一した情報を知ることができれば報告書で問題点や解決策を考え利用者様を守るように近づける介護ができますよ

利用者様の命を預かる介護職員の皆さんを、微力ながら応援しています!
これからも有益な情報を発信していきますね!

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この記事を書いた人

seaのアバター sea 24年間の介護経験を活かし"30代の介護職員あなた"に大切なメッセージを伝えるサイトです。

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